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スカラー場の面積分
曲面 S とその上で定義されたスカラー場 f を考える。S が何らかの物質でできていて、S の各点 x にお
いて物質の密度が f(x) であるものと考えるならば、S 上の f の面積分は S の単位厚さあたりの質量を
与える(もちろんこれは、曲面を無限に薄い立体と看做した場合にのみ正しい)。つまり、面積分を計
算する一つの方法論は、曲面を非常に小さい無数の小片に分割し、その各小片の密度は近似的に定数で
あると仮定して、各小片についてその面積と密度とを掛けて単位厚さあたりの質量を求め、それらをす
べて足し上げて得られる数として S の単位厚さあたりの総質量を求めればよいということになる。

面積分の明示式を得るには、(球面上の経線と緯線のように)S の上に曲線座標系を取るための媒介変
数が必要である。そのような媒介変数表示を x(s, t) と書いて (s, t) が座標平面の適当な領域 T を動くも
のとすると、面積分は

∫[S]fds:=∬[T]f(x(s,t))|(∂x/∂s)×(∂x/∂t)|dsdt

と定義される。ただし、右辺の縦棒で挟まれた式は x(s, t) の二種類の偏微分同士の交叉積のノルム(大き
さ(英語版))である。

https://imgur.com/a/3BW1iSg
↑※一つの面素の模式図。面素は限りなく小さく、極限をとって、それで曲面を近似する。