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(13.6)の簡単な応用例として、再びローレンツ力

F=q*(v × B)・・・・・・・・(13.4)

を考えよう。もしも粒子が磁束密度 B の向きに動いているならば、速度ベクトル v が B に平行だから、
ローレンツ力は0である。したがって、この場合には、磁場は粒子に力を及ぼさない。
ベクトル積の基本的性質としてもう一つ重要なのは、図13.1に直角マークを使って書き込んであるように、

A×B ⊥ A, B・・・・・・・(13.8)

と言うことだ。すなわち、ベクトル積 A × B は A, B 両方のベクトルに垂直である。あるいは、A と B の
作る平面に垂直である。互いに、垂直なベクトルのスカラー積は0であるから、(13.8)の関係を

(A×B)・A=0 |
(A×B)・B=0 |・・・・・・・・・(13.9)

とも書ける。
これらの性質(13.5〜9)は、いずれも重要である。図13.1のようなイメージと結びつけ、右手首を
回す練習を繰り返すことにより、いつでも使えるようにしておきたい。