夢を叶えても、いつかその夢からは醒める
かつて、多くの野球少年が「巨人軍」に憧れた。
現代の子供たちがロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平に憧れるように、まだ日本でメジャーリーグが遠かった時代は長嶋茂雄と王貞治の“ONコンビ”とYGマークが球界の象徴であり、頂点だったのだ。いつか、地上波テレビで全国放送される巨人で活躍して、巨人のユニフォームのまま引退したい――。昭和のドラフト会議では、「巨人入り」を熱望して、他球団の指名を複数回にわたり拒否するケースや浪人生活を選択するアマ球界のスター選手もいたほどだ。平成に導入された逆指名ドラフトやFA制度では、大物選手が続々と巨人の一員となった。
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