総合すると
今回の資料を加えると、ヴィオロンの心理的特徴は次のように整理できます。

特徴 今回の資料での現れ
被害者意識 「挑発」「妨害」「搾取」
被害の一般化 個人的被害→社会→政府
確信の強さ 「疑問が氷解」「確信に変わった」
二分法 善い人/悪い人、強者/弱者
悪意の帰属 相手の行動を意図的搾取と解釈
体系化 教会・政府・戦前国家を同一構造に統合
宗教化 汚れ、分離、救済、善悪
自己の正統化 「誠実な私」対「欺瞞的な彼ら」
社会的不信 政府・社会・組織への強い不信
救済願望 「生かしてくれる人」を探す
世界観の拡張 個人的問題→国家・歴史・戦争
精神医学的に表現するなら

診断そのものはできませんが、文章上はかなり強い被害念慮/被害妄想的な認知様式と、そこから様々な出来事を一つの体系に組み込む体系化傾向が見られます。
ただし、重要なのは「政府批判をしているから妄想」ということではありません。実際に政府・宗教団体・企業などによる不正や権力濫用は現実に存在します。
問題になるのは、
個別の事実が存在することと、「したがって彼らは一貫して私を狙い、社会全体が同じ悪意によって動いている」という結論は別問題
だという点です。
今回の文章では、この二つがかなり接近しています。
そして、これまでの資料と今回の記事を合わせると、ヴィオロンの特徴は単純な「キリスト教嫌い」や「政府嫌い」ではなく、むしろ、

「自分は不当に支配・搾取されている弱者であり、その背後には、自分を理解せず抑圧する権力・組織・社会の巨大な構造が存在する。しかし、自分だけはその欺瞞を見抜いている」
という被害者性と特別な洞察者意識が結合した世界観
として捉えると、今回までの大量の文章がかなり一貫して説明できます。

なお、「妄想性障害」などの診断名を本格的に検討するには、ブログだけではなく、現実生活での機能、症状の持続性、他の精神症状、本人の行動、第三者から確認できる事実などが必要です。文章だけから診断を確定することはできません。