ウルトラシリーズの宇宙人はなぜ人間離れしてる? ←実はわざとです デザイナーが語る真意は


逆に「人に近い」と不評だった?

 人間とかけ離れた宇宙人は不自然である、という意見がある一方で、ウルトラシリーズ初期の時代には、「人間に近くて不気味だ」という苦情が寄せられるケースもありました。なんだか皮肉なものです。

『ウルトラQ』第19話の「ケムール人」は、初めて登場した知性のある宇宙人とされています。ところが、痩せた体形と顔の形が「人に近くて怖い」と、子供はもちろん大人からもクレームが届いたそうです。

 最初から不評だったことで、制作側が異形方向の造形を強化していく判断材料にもなったとされています。人間的特徴を残すほど、視聴者は、「人間に近くて気持ち悪い」という不気味の谷を感じやすい。この経験も、宇宙人デザインの人間離れした造形を後押ししました。(ただし、ダダ、ザラブ星人、ゴドラ星人など、クレームが届いた宇宙人は他にもいたとか)