何と無くこれも書いておこう
十年以上前、高校の頃に思いついたものであるが

相対性理論繋がりで、有名な「双子のパラドックス」があるが、
これは宇宙船に乗った弟と地球に残った兄のどちらが老いてどちらが若いままかを問う問題であるのだが、
答えは宇宙船に乗った弟の方が若く、理由としては宇宙船が慣性運動の方向を変えた為ミンコフスキー図で断絶が出来る事や
加速による時間の遅れなどで説明される

そこで、この双子のパラドックスを少し変形させ、兄にも宇宙船に乗ってもらい、
兄と宇宙船は正反対の方向に出発し、しかしプログラムによって全く同じタイミング、同じ大きさ、方向だけが正反対に加速、減速を行い、
同じく方向だけ正反対の全く同じ速度で航行した後に、同じ星に帰ってきたとする「鏡写しのパラドックス」とでも言えるものを考えてみよう
兄と弟は加速のタイミングも速度も全く同一の宇宙船にいた、
その為、通常の双子のパラドックスでの加速による時間の遅れでは判別する事は出来ない。
この二人の違いは「方向」しかないのである
果たして、「兄」と「弟」、どちらが若く、どちらが老いたのか

未だ自分の中で答えが出ていないのだが、
一つの可能性として、こういうものが挙げられる
宇宙船に乗っている間、兄から見た世界では弟が若く、弟から見た世界では兄が若い
或いは逆かもしれないが、とにかくそれぞれにはそれぞれに違う世界が見えており、元の星で再開する時もそのままである。
兄は弟に会うがその弟は元の弟では無く、弟は兄に会うがその兄は元の兄ではない
兄も弟も、それぞれがそれぞれ「別の世界」にいつの間にかいるのである
つまりこの宇宙旅行で兄と弟は別の平行世界をそれぞれ生みだしたといえ、
これは「相対論的パラレルワールド」とでもいうのだろうか

ちなみに、これが三つ子で三人目が元の星に残っている場合、三人目視点では兄と弟は同じ年齢だが、
三人目だけが老いていることになる