>>546
今、Sを上下に空間を分けるような平面だとする。

(1)を見ると、PをSの右側にとる場合と、左側にとる場合とでは、
∇u(x)の部分だけに非対称性があることが分かる。

\vec{n}は、符号が反転する。
∇(exp(ikr)/r)は、\vec{r}の符号が反転するので、符号が反転する。
exp(ikr)/rは、変化しない。

感覚的に書いてしまえば、Pの位置の左右反転に対し

奇:\vec{n}, \vec{r}, ∇(exp(ikr)/r)
偶: exp(ikr)/r, ∇u(x)

のような関係がある。

ここで、もし∇u(x)の部分が0であったなら、g(x)・\vec{n} の値が変化しないので、
後方と前方で同じ波が出現していた。

ところが、実際には、∇u(x)の部分があるので、そのようなことにはならず、
前方と後方で異なった結果になる。

典型的な場合には、後方では0になることが知られている。