ローレンツは運動する物体は長さが縮むとした。
一方、アインシュタインの特殊相対性理論によれば、運動する物体はその前後の時間がずれるということがわかる。その結果、運動する物体を観察すると、その前後の位置を観測した時刻が異なることになる。
違う時刻のとき、当然その物体は別の位置にいる。
こうして、違う時刻の前後を観測することによりあたかも長さが縮んだというように観測される。
この時の長さの変化はローレンツ変換で求めた長さの変化と一致する。
このため、ローレンツですら特殊相対性理論はローレン変換の焼き直しに過ぎないと思ったほどだ。
だが以上に述べたように、ローレンツの考えとアインシュタインの特殊相対性理論はまったく別の思想から生まれたものなのだ。