http://www.nikkei-science.com/?p=16686
続き。
現代物理学の基本中の基本とも言えるこの式に,
小澤教授は1980年代から異を唱えてきました。
2003年にはハイゼンベルクの式を修正する
「小澤の不等式」を提唱しました。こんな式です。
εqηp + σqηp + σpεq ≧ h/4π
ハイゼンベルクの式から,項が2つ増えてます。
新たに出てきたσq,σpというのは,
それぞれ物体の位置と運動量が,
測定前にもともと持っていた量子ゆらぎです。
ハイゼンベルクは不確定性原理を考える際,
この量子ゆらぎと測定による誤差や乱れを混同した形跡がありますが,
量子ゆらぎというのはもともと物体に備わっている性質で,
測定とは関係なく決まります。
小澤教授はこれを厳密に区別した上で観測の理論を構築し,
新たな不確定性の式を導きました。

続く。