【動物学】ペニスでメスの首さすネジレバネ、壮絶な繁殖行動 「外傷性受精」の新たな例を発見、母は生きたまま体内の子に食い破られる
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ペニスでメスの首刺すネジレバネ、壮絶な繁殖行動 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/052000177/


 ある種の動物にとって、セックスは愛というより戦闘行為であるようだ。

 ミミズ、クモ、カタツムリ、ナンキンムシなど多くの動物では、オスがメスの体にペニスを突き刺し、体内に直接精子を注入する「外傷性受精(traumatic insemination)」を行うことが知られている。
(参考記事:「メスしかいないサラマンダー、驚きの利点判明」)

 今回、同じ方法を行う動物が新たに1種加わったことが、科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』で発表された。ネジレバネ亜目の寄生昆虫 Stylops ovinae だ。(参考記事:「寄生昆虫、琥珀の中の古代生物」)

 ドイツ、フリードリヒ・シラー大学イェーナのハンス・ポール氏らは、高解像度顕微鏡をはじめとする高度な画像技術を駆使して、ネジレバネの性生活を初めて詳細に調べた。

母の長きにわたる苦しみ

 ネジレバネ目の昆虫の多くは、オスとメスでは全く異なる生活を送っている。オスは短命で、羽化後は数時間しか生きられず、その間にメスを探して飛び回る。

 一方、メスはハチなどに寄生している。その小さな体の大部分は宿主の腹部の中に埋もれていて、頭部だけが外に出ている。
自力で移動する必要がないため、メスには翅も目も触角も脚も生殖器もない。(参考記事:「世にも恐ろしい 心を操る寄生体」)