【科学】絶滅したジュラ紀の節足動物ドロカリス 「体の4分の1が目」
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【1月20日 AFP】恐竜と同時期に絶滅した、体は小さいが恐ろしい外見をした海洋生物は、
体長の4分の1を占める巨大な2つの目を頼りに獲物を捕獲していたとの研究結果が19日、発表された。

巨大な目は、左右それぞれ1万8000枚のレンズで構成されていたと、研究チームは英科学誌
ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表した研究論文に記している。
このレンズ枚数の記録を上回るのは、現代のトンボだけだという。

高度な感覚器官を持つ、絶滅した節足動物「ドロカリス・インゲンス(Dollocaris ingens)」は
約1億6000万年前、恐竜が盛衰した地質時代として知られるジュラ紀に生息していた。

遊泳生物のドロカリスは、カニのような殻と、かぎ爪と節のある3対の足を持ち、
この足を使って小さなエビを捕獲していた。また、泳ぐための短くて太い付属肢が8対あった。

体長は約5〜20センチで、目はその4分の1ほどを占めていたと思われる。

今回の研究では、フランス南東部で発掘されたドロカリスの化石の目を調査するため、
特殊顕微鏡とスキャン装置が使用された。

目の内部構造が良好な状態で保存された化石サンプルが見つかるのは極めて珍しい。