恐竜は直立四足歩行っていっても、後肢が運動の主体なので。
祖先が直立二足歩行だったからな。あれが基本。後輪駆動なんだ。
体を巨大化させた植物食恐竜が二次的に四足歩行になったが
あくまで前肢は補助輪だ。だから後肢の方が大抵、太く長い。
二足歩行する彼等は長い首と尾でヤジロベエのようにバランスをとる。

ブラキオサウルス類が前肢が長いけど、
あれは長い首で長い尾とバランスをとれるから。
鳥脚類ではそうもいかんし、そもそも竜脚類の多くも後肢の方が大きい。
ブラキオサウルス類は長い首を持ち上げるために
二次的に変則的な重心の調整をしたわけだ。かなり例外だな。

鳥は飛ぶために前肢が長い&重い尾を短くして軽い尾羽にした
前輪駆動な生物だけど、歩くときは長い首を持ち上げて胴の方に曲げることで、
バランスを調整してる。これも結構、変則的な組み換えだな。
ブラキオサウルスも鳥も長い首が変則を可能にしたわけだ。

一方、哺乳類だが、基本形が四輪駆動な生物なんだな。
獣弓類あたりから直立四足歩行に近づくにつれて尾が短くなってる。
四輪駆動においてはバランスは四つの脚でとってるので、長く太い首や尾は
かえってバランスを前後に振って崩しかねないわけだ。

勿論、哺乳類でも二次的なバランスの調整による組み換えはあって、
キリンや絶滅した巨大なサイ類のように首を長くしたもの。
カンガルーや一部齧歯類やハネジネスミやレプティクディウム(絶滅した古代哺乳)
みたいに二本足で移動するものがある。

一方、ゾウは頸を伸ばす事をせずに哺乳類の基本形を守りながら、
餌をとる器官は伸ばすという逆転の発想みたいな進化を遂げた。