モリオリ族のいたチャタム諸島は寒い厳しい環境下だったので
暖地が必須のポリネシア形式の農業は不可能で
漁労を主にして細々と生活せざるを得なかった。
人口爆発をおさえるために去勢を推奨するほどだったという。

そんな中で部族内で争っていたら共倒れになるのは必至なわけで
非戦主義が生存戦略として生まれたわけだ。

一方、マオリ族は豊かな温帯の島であるニュージーランドの開発に熱心で
(おかげでモア等も滅ぼされてしまった)人口を爆発的に増やし、
部族内で農耕地などをめぐって激しく争う戦闘民族となっていった。

イースター島、そして近年のマダガスカル島のように
比較的狭い&植生が回復し難い気候の島でそういう活動を過剰にやって自滅していった
ポリネシア人文化の例をみるにモリオリ人はある意味では非常に賢明だったが、
その弊害が最悪な形で出てしまったのが祖先を同じくするマオリ族からの侵略だったわけだ。

この辺はジャレット・ダイアモンド先生の著作なんかが詳細に解説してるね。