https://x.com/koushu_mass/status/2042494715392901224?s=46&t=y2S2O8U_Hc5yqRweyidKnA
要するにこれは、サッカーが悪いとか、野球がズルいとか、そういう幼い話ではないんです。
本質はただ一つで、「税金を入れる公共施設を、同じ基準で査定しているのか」という話なんですよ。
秋田のスタジアム問題でよくあるのは、
「サッカーだけ税金を使うのはおかしい」
「いや野球場もアリーナも税金を使ってる」
という、ものすごく雑な殴り合いです。
でも本当は、そこで止まった時点で両方とも浅い。

なぜかというと、公共投資の良し悪しは、競技名では決まらないからです。
見るべき基準はせいぜい6つです。

特定事業者への専有度、稼働率、代替施設の有無、建設費だけでなく維持管理費まで含めた総負担、民間側の負担の深さ、そして市民全体への便益。

これで全部並べればいい。
好きな競技だから甘くする、嫌いな競技だから厳しくする。そんなのは税金の議論じゃなくて、ただの部族抗争です。人間はすぐそこに落ちるので面倒ですね。
この基準で秋田市周辺の大型公共投資を見ると、まずミルハスはかなり筋がいい。
令和5年度の実績で利用者数は約39.9万人、大ホールと中ホールの稼働率は各85%、利用料金収入は約1.46億円。しかも県民会館と市文化会館の機能再編を担う施設でもある。つまり、重複整理をしつつ、実際に使われていて、収入も立っている。こういう施設は、少なくとも「ただの見栄の箱物」とは言いにくいんです。

一方で、新県立体育館は条件付きでセーフです。
秋田県の基本計画では整備費約190億円、運営費は年約4億円。かなり重い。軽い顔で作っていい額ではないです。ただし、これは6,000人超のメインアリーナ、サブアリーナ、スポーツ医科学機能まで持たせた多目的施設として構想されている。だからサッカー専用スタジアムよりは公共性が広い。
ただし、ここで勘違いしてはいけないのは、多目的と書けば自動的に正義になるわけじゃないということ。非試合日や平日の稼働を作れなければ、結局は高級な固定費です。つまり「アリーナだから許される」ではなく、「本当に多目的運用できるなら条件付きで許される」です。