一意性:g(x)=Σ[k=0〜∞](x^k)/k! と置くと、既に述べたように
g ' (x)=g(x), g(0)=1である。また、任意の x,y∈R に対して
g(x+y)=g(x)g(y) が成り立つことが言える(泥臭い愚直な計算で)。
さて、f ' (x)= f(x), f(0)=1 なる f を任意に取る。このとき
(g(−x)f(x)) ' =−g ' (−x)f(x)+g(−x)f ' (x)
=−g(−x)f(x)+g(−x)f ' (x)=g(−x)(−f ' (x)+f(x))
=0 ―― (i)

となる。さて、x≠0を任意に取る。平均値の定理と上記の(i)より
g(−x)f(x)−g(0)f(0)=0 となるので、g(−x)f(x)=g(0)f(0)=1
となる。これがx≠0なる限り言える。この等式はx=0のときも
明らかに成り立つ。よって、任意のxでg(−x)f(x)=1 となる。
両辺にg(x)をかけて、g(x)g(−x)=g(x−x)=g(0)=1に注意して
f(x)=g(x)となる。よって題意の f は一意的である。

全体としては、「導関数」「級数の収束」の議論だけで十分であり、
積分が必要ない。