時枝記事は間違いだろう.次のAとBが実質的に同じであることを認めればそれは明らかである.

A 目をつぶってサイコロX,Yをふってそれぞれ箱Xと箱Yに入れる.箱Xの中身を見てから箱Yを当てる.
B 目を開いてサイコロXをふってそれを箱Xに入れる.その後サイコロYをふる.

時枝記事では最初にサイコロをふってそれを箱のなかに入れるAであるが
これを箱を開ける段階になってはじめてサイコロをふることにするBに変えても同じであろう.

ここで一旦記事の戦略に戻る.記事では100列並べていたが,ここでは簡単のため2列に限定しよう.記事の戦略は
A1. 1列目の箱をすべてあける.
A2. 1列目の数列における決定番号を求める.以降はこの決定番号をnとする.
A3. 2列目のnより一つ後ろの箱をすべて開ける
A4. 3.により2列目の属するグループが分かるので,そのグループの代表元のn番目の数字を求める.これをxとしよう.
A5. xを2列目のn番目の数字と予想する.

さてこれを箱を開ける段階になってはじめてサイコロをふることにすると

B1. 1列目の箱にサイコロをふってそれを入れる.
B2. 1列目の数列における決定番号を求める.以降はこの決定番号をnとする.
B3. 2列目のnより一つ後ろの箱にすべてサイコロをふっていれる.
B4. 3.により2列目の属するグループが分かるので,そのグループの代表元のn番目の数字を求める.これをxとしよう.
B5. 2列目のn番目の箱にサイコロをふるが,このときサイコロの目をxと予想する.

B5で考えると,まだ振ってないサイコロを勝手に予測してるわけだからそんなものあたりっこないことは明らかだろう.