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http://d.hatena.ne.jp/wppt/20111216/1324057254
2011-12-16 代数幾何(スキーム前) wpptの日記
(抜粋)

■局所環

点 p∈V で正則な(=定義された)有理関数全体から成る整域 O_V(p)={g/h | g,h∈k[V],,h(p)≠0}⊂ k(V) を p における V の局所環という

k[V]=∩_{p∈V} O_V(p)
O_V(p) の極大イデアルは M_V(p)={f∈O_V(p) | f(p)=0} 唯一つである。
開集合 U⊂ V に対して、O_V(U)=∩_{p∈U} O_V(p) は U で正則な有理関数から成る環となる。

■層

開集合 U⊂ V に対して局所環 O_V(U) を割り当てる写像 O_V は次の環の前層の定義を満たす。

O_V(Φ)={0}
開集合 U_1⊂ U_2⊂ V に対して、環準同型 r_{U_2,U_1}:O_V(U_2)→ O_V(U_1) を制限写像 r_{U_2,U_1}(f)=f|_{U_1} で定めるとするとき、
r_{U,U} は恒等写像
開集合 U_1⊂ U_2⊂ U_3⊂ V に対して r_{U_2,U_1}* r_{U_3,U_2}=r_{U_3,U_1}
さらに次の環の層の定義も満たす。

{U_i | i∈I} を開集合 U⊂ V の開被覆とするとき、f,g∈O_V(U) に対して、∀if|_{U_i}=g|_{U_i} ならば f=g
{U_i | i∈I} を開集合 U⊂ V の開被覆とするとき、f_i∈O_V(U_i),(i∈I) に対して、∀ i,j. f_i|_{U_i∩ U_j}=f_j|_{U_i∩ U_j} ならば ∀ i.f|_{U_i}=f_i となる f∈O_V(U) が一意に存在する
p∈V とし、p の開近傍 U⊂ V と f∈O_V(U) の組 (U,f) に次の同値関係を入れる

(U_1,f_1)sim(U_2,f_2) ⇔ p の開近傍 U_3⊂ U_1∩ U_2 で f_1|_{U_3}=f_2|_{U_3} となるものがある
この同値関係による同値類全体を p における O_V の茎 O_V(p) といい、O_V(p) の元を p における O_V の芽という。

p における O_V の茎 O_V(p) は、p における V の局所環、つまり p で正則な有理関数全体から成る環

層、茎、芽は次のイメージで(私は)捉える。

多様体 V 上の点 p の法線を茎、法線に交わるように書いた(=p で正則)関数それぞれがを芽(というか枝)
開集合 U⊂ V 内の点 p∈U の分だけ茎を集めて束にしたのが O_V(U)
sheafの一般的訳って「束」だけど、既にlatticeの数学的訳を束としちゃってたのと、sheafが長ネギのような層構造にみえるから、sheafの数学的訳を「層」とした?