(>>357の続き)
ところで、0ではない代数的数全体 {Q~}\{0} は通常の乗法の二項演算について群をなす。
また、仮定から b_1,…,b_n は代数的無理数だから、b_1,…,b_n は何れも±1ではない。
各 i=1,2,…,n に対して a_i≠1 だから、ゲルフォント・シュナイダーの定理
(以降、「ゲルフォント・シュナイダーの定理」を「G-Fの定理」と略記する) の系から、
A_1,…,A_n は有理数体Q上線型従属である。故に、何れも或る既約な有理数 p_2,…,p_n が存在して
A_1=p_2・A_2+…+p_n・A_n   (4)
となる。仮定から、a_1 ,…, a_n は相異なる2個以上の素数だから、同様にG-Fの定理の系から、
各 1≦i<j≦n なる整数 i,j に対して、(A_i)/(A_j)=(log(a_i))/(log(a_j)) は超越数である。
(4) の右辺を (3) の A_1 に代入すると、
α=b_1・(p_2・A_2+…+p_n・A_n)+b_2・A_2+…+b_n・A_n−C
となり、両辺を整理すると
α=(b_1・p_2+b_2)・A_2+…+(b_1・p_n+b_n)・A_n−C
となる。従って、各 i=2,…,n に対して r_i=b_1・p_i+b_i とおくと、
α=r_2・A_2+…+r_n・A_n−C   (5)
を得る。同様に、G-Fの定理の系から、A_2=log(a_2), …, A_n=log(a_n), C=log(c) は
体Q上線型従属である。故に、何れも或る既約な有理数 q_2,…,q_n が存在して
C=q_2・A_2+…+q_n・A_n となる。ここで、α=0 なること、
及びG-Fの定理の系から、各 i=2,…,n に対して
(A_i)/C=(log(a_i))/(log(c)) は有理数か超越数であることに注意する。