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http://www2.tsuda.ac.jp/suukeiken/math/suugakushi/
数学史シンポジウム報告集

http://www2.tsuda.ac.jp/suukeiken/math/suugakushi/sympo01/
19世紀数学史, 第1回数学史シンポジウム(1990.11.17)  所報 1 1991
(PDFリンクのあるもの)
笠原乾吉 モジュラー方程式
高瀬正仁 数学史における本質的連鎖と論理的連鎖  ---多変数函数論と虚数乗法論からの二つの例---
三宅克哉 デデキントの数論について
足立恒雄 p進解析の系譜
杉浦光夫 書評 高瀬正仁著 『ガウスの遺産と継承者たち  ドイツ数学史の構想』 (海鳴社)
杉浦光夫 リーとキリング・カルタンの構造概念

http://www2.tsuda.ac.jp/suukeiken/math/suugakushi/sympo01/01adachi.pdf
p進解析の系譜 足立恒雄 (早稲田大学 理工学部) 第1回数学史シンポジウム(1990.11.17)
(抜粋)
P36
筆者はイデアルと因子とどちらが優れているかを論じるつもりは毛頭なく、
ただ我々は自由にこれらを時に
応じて使い分けているが、歴史的に見ると二つの対立した考え方であったと
いうことを指摘したいのである。それから、上の序文の最後の筒所を読むと
Hensel自身はlocal-global principle、いわゆるHasseの原理を発見するこ
とはできなかったけれども、それを予想、ないし期待していたのではないか
と思われる。実際、この点についてHasseは明確に次のように述べている:
本全集の編集者はlocal-global principleを自分(Hasse)が考え出したと
いうが、実は先生のHenselからヒントを頂いたものである。 マールプルク
ではHenselの本([5]のこと一筆者注)の最終章に書かれている2元の2次形式
がある有理数を表せるためのp進的必要条件は十分条件でもあることを証明し、
そして可能ならさらに変数の多い場合にもそれを拡張することになった。
しばらくしてラグランジュ還元が鍵になることを見付け、Dirichlet-Dedekind
のp156-p157を用いてその証明に成功し、Henselに証明に成功したけれども、
その証明はp進解析とはなじまないと手紙を書いた。

つづく