>>561 つづき

2.で、「系1.8 有理数の点で不連続、 無理数の点で微分可能となるf : R → R は存在しない」(>>498
 (その証明(>>513)より)
「定理1.7 のBf について,
 略
 (1) の右辺は内点を持たない閉集合の可算和である.
 略
 f は(a, b) の上で連続である (2)
 略
 (2) より,f は点x で連続であるが, 一方で, x ∈ Q とf の仮定により, f は点x で不連続である. これは矛盾. よって, 題意が成り立つ.」

 この証明中で、そもそも、有理数の点 x ∈ Qは、Rで稠密であるから、”f は(a, b) の上で連続である”の不成立は、当然(リプシッツ連続も含め)(∵稠密な有理点で不連続ゆえ)
 なので、定理1.7による必要もなく、もともとこれ(”連続である(a, b)が取れない”)は自明。

 そして、この背理法による論法もおかしい。
 例えば、>>554に示したように、”無理数で可微分、dense(稠密)な有理点のみ微分不可の函数は構成あり”(>>506)で、
 この背理法の論法が正しいならば、「微分可能なある区間(a, b)が取れないから(取れるとすると矛盾するから)、このような関数は存在しない」という結論が、導かれてしまう(本来有理点は稠密であるから、この背理法の論法自身がおかしい)

3.で、要は、定理1.7と系1.8とにおいて、”dense(稠密)”という意識が、あまりに希薄になってしまっているように思うのですが・・?

如何ですかね?

以上