突然ですが(^^
これ、以前にも紹介したかも知れないが、貼る
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-01.back.html
数学入門公開講座 バックナンバー(講義ノート) 京都大学 数理解析研究所

http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kenkyubu/kokai-koza/H29-isono.pdf
超準解析入門 -超実数と無限大の数学-   特定助教・磯野 優介 2017年7月31日-8月3日(第39回) 演題及び講師

目次

4 超実数を用いた解析学の展開15
4.1 数列の収束: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 15
4.2 連続関数: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 18
5 超積とフォンノイマン環21
5.1 関数解析とフォンノイマン環: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 21
5.2 フォンノイマン環の超積とその応用: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 23

定理5.1 (コンヌ,1976 年). 超有限フォンノイマン環は,従順性と呼ばれる条件で特徴づ
けられる.特にここから,量子力学で現れるフォンノイマン環は全て分類出来る.
本当は一つだけ分類出来ないクラスが残ったのですが,これは1985 年にハーゲラップが
解決し,完全な分類が得られました.これにより,量子力学で現れるフォンノイマン環を全
て列挙するという偉業が達成されたのです.すでに述べたように,これは当時の有名な未
解決問題の解決で,コンヌはこの業績を主として1982 年にフィールズ賞を受賞しました.
フィールズ賞とは数学におけるノーベル賞に当たるもので,いかにコンヌの業績が素晴らし
いかが分かっていただけると思います.
最後に
以上見てきたように,フォンノイマン環論において超積は極めて有効な道具です.コンヌ
の研究以来,超積は普遍的な道具の一つとして扱われており,もはやこれなしでの研究はあ
り得ないと言ってよいほどです.

超準解析から生まれた超積は,非常に一般的で有効な考え方です.そしてフォンノイマン
環論においては,その有効性はさらに顕著になっているように思います.それは上で見たよ
うに,フォンノイマン環の超積が簡単には定義出来ない事に端を発しているのでしょう.