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マツダのエンジンシミュレーション解析技術が凄いと言われる
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45603780T00C19A6000000/
マツダの新エンジン、トヨタ超え世界最高の熱効率
2019/7/10 4:30日本経済新聞 電子版
日経 xTECH 清水直茂)
[日経 xTECH 2019年5月29日付の記事を再構成]
(抜粋)
マツダが10月に投入する新型ガソリンエンジンの最高熱効率で、世界最高値に達する。トヨタ自動車が2017年に発表した最高値の41%を上回る。量産機で世界初とされる超希薄燃焼(スーパーリーンバーン)を実現し、トヨタ超えを果たす。

燃費試験モード「WLTC」のほぼ全域で、燃料と気体(空気か排ガスを含んだ気体)の質量比で30〜40になる超希薄な混合気による燃焼を実現する。理論空燃比(14.7)で燃焼する一般のガソリン機に対して、2倍以上薄い混合気で燃やすわけだ。熱効率を高められて、エンジン単体の二酸化炭素(CO2)排出量を最大で現行比3割減らせる。

マツダの「トヨタ超え」が画期的なのは、トヨタに比べて不利な条件で実現するからだ。最高熱効率の勝負では、高出力モーターを使ったハイブリッド車(HEV)用エンジンが圧倒的に有利になる。

トヨタが80キロワット(kW)超の高出力モーターを搭載したHEV用エンジンであるのに対し、マツダはせいぜい10kW以下とみられる小出力モーターを搭載するエンジン。モーター出力が小さいほど、エンジン側の仕事量が増える。エンジンの主動作域は広くなり、広い範囲で効率を高める必要がある。すると最高値は低くなりがちである。

一方でトヨタのようにモーター出力が大きければ、エンジンの主動作域を狭められる。最高値を上げやすくなり、それを理解するトヨタは、HEV制御で熱効率の最高値付近を積極的に活用する。日産自動車が20年量産に向け開発を進めているエンジンを発電のみに使うHEV機構「e-POWER」の次世代機は、最高値が45%に達する見込みだ。

つづく