>>124 追加

過去スレで、矢田部俊介先生の「公理論的集合論(情報科学特別講義 III)」も取り上げた記憶があるね〜(^^
おもしろいね〜w
https://researchmap.jp/ytb/
矢田部俊介
https://researchmap.jp/mu1x9nhhd-21099/
資料公開
タイトル 公理論的集合論
カテゴリ 講義資料
概要 お茶の水女子大学2012年度集中講義「情報科学特別講義III」(2013年2月18日?22日)授業要旨
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公理論的集合論(情報科学特別講義 III)
矢田部俊介 ?
2013 年 2 月 17 日
? 京都大学文学部大学院文学研究科
P21
4.4 推移的モデルとモストウスキ崩壊
集合論のモデルを扱う場合、一口にモデルと言ってもいろいろなモデルがある。多くの場合、モデルが ∈ に
関し推移的である(x ∈ y ∈ M ならば x ∈ M)であると証明が楽である。しかし、そうである保証はない。
例えば、集合が urelements を含んでいる場合を考えよう。u が urelemant であるとは、u 自身は集合では
ないが、他の集合は u を含むことができるもののことをいう。例えば、{u} は集合となる。この urelement は
いかなる集合も元として含まないため、空集合のようなものであるが、空集合ではない。また、集合ではない
ため、u 自身は集合として集合論の宇宙に含まれることはない。
しかし、このような推移的でないモデルが与えられたとき、モストウスキ崩壊 と呼ばれる方法により、モデ
ルがある条件を満たせば、それと同等だが推移的なモデルを構成する方法がある。本節ではそれを紹介する。
まず、そのために用語を紹介しよう。以後、A を集合もしくはクラスとする。これから、A 上の関係 R を考
え、<A, R> が推移的でないような ZFC のモデルであるとき、それに同型だが推移的なモデルを構成する事を
目標とする。

定理 4.27 (モストウスキ崩壊定理) A 上の関係 R を、整礎で、集合もどきで外延的だと仮定する。このとき、
推移的なクラス M と、単射な同型写像 G : <A, R> → <M,∈> を定義することができる。また、M は一意に
定まる。