>>557(続き)
そこで,かりにx:y:zが自然数比になる場合があるとします
x,y,zは無理数なので,この消えてしまった無理数を補って

x=qX,y=qY,z=qZ (qは無理数,X,Y,Zは自然数)

とするとx,y,zは,x^3+y^3=z^3を満たすので,代入してみると

 q^3(X^3+Y^3)=q^3*Z^3
⇔X^3+Y^3=Z^3

となり明らかに,この式を満たすX,Y,Zが存在するならばフェルマーの最終定理の反例そのものになります。
したがって,【証明】を維持するために必要になった x:y:z が自然数比になる場合がないという証明は,
 X^3+Y^3=Z^3を成り立たせるX,Y,Z(X,Y,Zは自然数)は存在しない
 ⇔フェルマーの最終定理が成り立つという証明そのものになってしまいます。

つまり,証明は出発点に戻ってしまうので,今までやってきたことはすべて無駄になります。
即ち,【証明】はここで破綻しているので,残念でしょうが,【証明】は誤りという結論が出ることになります