>>98
つづき

3次方程式 x^3+a x^2+bx+c=0 の3つの根をα,β,γとすると、
この方程式の判別式Dは、
D=〔(β−α)(γ−β)(α−γ)〕^2である。
判別式とはその方程式がどのような根(実根,虚根,重根)
を持つのかを判別するためのもので、
フライ曲線の判別式は
α→0,β→a^n,γ→−b^n から、
D=〔a^n・b^n・(a^n+b^n)〕^2、
a^n+b^n=c^n だから
D=(a^n・b^n・c^n)2=(abc)2^nとなる。
つまり、判別式は自然数abcの 2n 乗である。

このフライ曲線をもとに導かれたゼータ関数は、谷山・志村予想により、重さ2,レベル2の保型形
式になる。そこで、楕円曲線の判別式が2n乗数であるという特殊性を使えば、重さが2でレベルが2
の保型形式が存在するということが証明されてしまう。
しかし、保型形式の理論によれば、そのような関数は存在しないことがわかっているので、
谷山・志村予想が正しければフェルマー予想も正しいことになるのである。
(引用終り)
以上