母数の分布を考慮することは非劣性試験で普通に行われている。

入院期間の日数として次のデータが得られた(既出のデータと同じ)。
A : 5.5,10,5.5,6,9,9.5,6.5,7,12.5,7,6.5,10.5,9,4.5,6.5,9.5,10,9.5,10.5,6.5,8.5,12.5,4,9
B : 5.5,11.5,7,7.5,10.5,11,8,8.5,14,8.5,10,8,12,10.5,6,8,11,11.5,11,12,8,10,14,5.5,10.5,9
Aを実薬、Bを偽薬として
順位和検定Z = -2.0045, p-value = 0.04486
t検定 t = -2.1593, df = 47.671, p-value = 0.03589
なので有意差ありとしてAは認可されているとする。

新薬Cが登場したが治療薬Aが存在しているのに偽薬を対照とした治験は人道的に問題があるとして対照にAを用いることにする。
入院期間の±1.5日を非劣性限界とする、すなわち、入院期間の差が1.5日以内は実用上差はないと考える。
新薬Cでの入院期間は以下のデータであった。
C : 10.5,9,9,6,8,7,7,10.5,8.5,9,8,11.5,11,11.5,9,6.5,9,9.5,9,8.5,7.5,7,8,9,6
治験で推定される母集団の新薬で入院期間の平均値と従来薬Aでの入院期間の平均値差の95%信頼区間が±1.5日であれば非劣性として認可される。

問題 新薬Cは認可されるか?