定理11
G:群
a,b∈G:個体定項
とする.このとき

ag=b∈G→g=a^{-1}b∈G ☆

となるgが一意的に存在する.

(証明)

(1) 存在すること

g=a^{-1}b∈G @

と仮定する.このとき等式の性質から@の両辺に左からaを掛けると

ag=aa^{-1}b

i.e.

ag=eb

i.e.

ag=b

を考えることができる.それゆえ→-導入により仮定@が落ちて
☆が成立する.

(2) gの一意性

写像の一意性を適用して

f(<s,u>)=ag_1 ∧ f(<s,u>)=ag_2

ag_1=ag_2 @

を得る.このとき@の両辺に左からa^{-1}を掛けると

a^{-1}ag_1=a^{-1}ag_2 i.e. g_1=g_2

が成立するので(2)が示された.□

同じ理屈でgは

gb=a→g=ab^{-1}

と書くことにする.