>>206
>・ここから教訓を得るとすれば
> a)簡単に諦めるな

将棋の例だが、”百折不撓”を座右の銘とする木村一基(下記)
7回目となるタイトル挑戦、フルセットにもつれこんで、46歳3か月で
初タイトル獲得の最年長記録を大幅に更新することになった
”あの絶望の淵から、撓(くじ)けずに立ち上がった男”

言うは易く行うは難しの例
数学でいえば、張益唐か https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E7%9B%8A%E5%94%90

https://bunshun.jp/articles/-/41166
“百折不撓の棋士”木村一基、46歳の初タイトル獲得で流れた涙、涙、涙
『受け師の道 百折不撓の棋士・木村一基』より #2
樋口 薫 2020/11/01 文春

「千駄ヶ谷の受け師」と呼ばれる棋士がいる。木村一基九段、47歳。
 タイトルにあと一歩のところで手が届かなかった木村が、7回目となるタイトル挑戦を決めたのは2019年夏のこと。相手は名人位も保持していた最強棋士・豊島将之王位(当時)だった。木村は、フルセットにもつれこんだ王位戦七番勝負を制して悲願の初タイトルを獲得。46歳3か月での栄冠となり、初タイトル獲得の最年長記録を大幅に更新することになった。

ファンからも棋士からも愛される木村の歩みを証言とともに丹念に描いた『受け師の道 百折不撓の棋士・木村一基』(東京新聞)は、涙なしには読めない名著として評判が高い。王位戦最終局を描いた章から、一部を抜粋して紹介する。

木村が09年、3連勝4連敗で王位戦に敗退した直後は「声も掛けられないほど落ち込んでいた」。その姿が心に残っていた。

 6度目の挑戦に失敗した16年には、加瀬も「もうダメか」と内心あきらめていた。それでもあきらめなかった男が、いま最強の棋士を相手に全力で将棋を指している。桂跳ねの決め手を見て、形勢を控えめに解説していた加瀬も、ようやく木村の勝ちを断言した。

「本当に取っちゃったよ」。涙を流して喜ぶ一同を見て、加瀬は木村の心中を思った。

 質問する記者たちも、感無量という表情だった。将棋担当で、木村の歩んできた道のりを知らぬ者はいない。かくいう筆者も、こみ上げる思いを抑えきれずにいた。木村がこの日とは正反対の涙を流した、3年前の夜を思い浮かべていた。あの絶望の淵から、撓(くじ)けずに立ち上がった男の横顔を見つめていた。

この続きは、『受け師の道 百折不撓の棋士・木村一基』(東京新聞)に収録されています。