さらに補足 PCR検査の確率問題
https://examist.jp/legendexam/2021-kinki/
受験の月
2021年 近畿大学(医) PCR検査は正確?検査陽性のパラドックス

問題
あるウイルスの検査において、感染している個体が検査で陽性と判断
される確率が70%、感染していない個体が検査で陰性と判断される
確率が99.9%であるとする。全体のp%がこのウィルスに感染している
集団から、1つの個体を取り出して検査したとことろ陽性と判断された
ときに、実際にウイルスに感染している確率は
p=0.01のとき(ア)、p=1のとき(イ)である (補足(ア)(イ)の穴埋め問題)
(問題文おわり)

これは、2013年の新高校1年生から数Aで確実に学習するようになった「条件付き確率」の有名パターン問題である。条件付き確率はそれ以前も高校数学の片隅に存在してはいたが、選択者が少ない分野であったためにほとんどの高校生は素通りしていた。

ついに、今では普通に教科書にも載っているような有名問題が伝説の入試問題として脚光を浴びるときがやってきたのだ。

コロナ禍の中で実施された2021年度の入試では、ソーシャルディスタンスを題材とした場合の数の問題や感染者数を予測する数列(漸化式)の問題など、コロナに関連する出題が多数見受けられた。

これらはいずれも伝説の入試問題に値するのだが、やはり重要度においてこの検査陽性の問題が別格である。複数の大学で検査陽性の問題の出題があったが、ここでは近畿大学医学部の問題を扱うことにした。

近畿大学の問題を選定したのは、設定が「PCR検査の精度は70%」などと報道されているものと一致しており、名指しこそ避けているもののあからさまにPCR検査を念頭に置いた作問だからである。医学部での出題というのもポイントが高い。

医学部の第1問の(1)で出題してきたということは、「今の社会情勢を鑑みれば、医学部受験生ならばこの問題はできて当たり前だよね?」というメッセージであろう。

コロナ禍の中で実施された2021年度の入試では、ソーシャルディスタンスを題材とした場合の数の問題や感染者数を予測する数列(漸化式)の問題など、コロナに関連する出題が多数見受けられた。

これらはいずれも伝説の入試問題に値するのだが、やはり重要度においてこの検査陽性の問題が別格である。複数の大学で検査陽性の問題の出題があったが、ここでは近畿大学医学部の問題を扱うことにした。

近畿大学の問題を選定したのは、設定が「PCR検査の精度は70%」などと報道されているものと一致しており、名指しこそ避けているもののあからさまにPCR検査を念頭に置いた作問だからである。医学部での出題というのもポイントが高い。

医学部の第1問の(1)で出題してきたということは、「今の社会情勢を鑑みれば、医学部受験生ならばこの問題はできて当たり前だよね?」というメッセージであろう。