>>208
(引用始)
ある学生が「べき級数が収束円の内部で項別微分可能という定理の証明を話したい」と,それを話し始めた.
「べき級数の収束半径を r とする」などと始めた.「収束半径とは何ですか」と聞くと「知りません」という答だった.
「それでは困る」と伝えた.次週はそこを何とか説明した後,「収束円の内部では絶対収束する」とボードに書いたので
「絶対収束とは何ですか」と聞くと「知りません」と同様の答えだった.

先週に続いて同じような質問をしたこともあってか,以下を言われてしまった.
「先生は食事をするとき,その食事の材料がどのような分子でできているかを調べてから食べるのですか?」
「高校の先生の仕事は,問題の解き方を教えることです.どうしてそうするかを分かって説明している訳ではありません」
「自分が高校のとき先生にどうしてかを聞いても,何も答は返ってきませんでした」
私は「そういう先生もいるかもしれないが,このセミナーでは違う」として,その後のセミナーを続けた.

「べき級数の収束半径」は「計算の対象」であって「概念」として理解することはしないので,
上の学生のような学び方をしている大部分の学生にとって「定義」の理解はとても困難となる.
(引用終)

某スレッドの常連(国立大学工学部卒)に同様の質問をしてみたことがあるが
一度として満足な答えが返ってきたことはなかった。
おそらく彼も上記の学生と全く同様の考えで、問題の解法を覚えて来たのだろう
それでは大学1年の数学も、理解できないに違いない
(問題の解法は覚えたから、自分では数学が分かってると思い込んでるであろうが)