1.5 解の存在条件と解のパラメータ表示

連立方程式 Ax=b A:係数行列

拡大係数行列(A|b):Aの右端に列ベクトルbを追加した行列

定理1.5.1 A m×n(m行n列)行列 b m次数ベクトル とするとき

 rank((A|b))=rank(A) ⇔ Ax=bに解が存在する

証明
(←) rank((A|b))=rank(A)でないなら、 rank((A|b))>rank(A) 
だから、掃き出し法により 0x1+…+0xn=1 という方程式が出来上がるが
任意のx1,…,xnについて右辺は0なので、この方程式は階を持たない
対偶により、方程式が解を持つなら、Aと(A|b)のランクは一致する

(⇒)rank((A|b))=rank(A)のときは、
掃き出し法により簡約化された行階段行列を求めて
主成分のある列以外の変数を0とおけば、解が求まる