読売新聞高市批判

https://www.yomiuri.co.jp/note/hensyu-techo/20260425-GYT8T00001/
4月25日 編集手帳
2026/04/25 読売新聞[読者会員限定]
 よくない予想が当たることを「案の定」という。辞書などには「準備不足だったので、案の定しくじった」といった例文が載っている
◆いま振り返ると、食料品の消費税をゼロにする衆院選での議論は各党の準備不足が否めない。超党派の国民会議で、事業者からレジシステムの改修に1年ほどかかるとの見通しが示され、緊急の物価高対策としてふさわしくなかったことが露呈した
◆コンピューターには不思議なクセがある。基本動作が0と1の2進法であるために「0」が鬼門で、改修時にトラブルの少ない安全な設計にすることが難しい
◆そこで0以外ならいいということで、対案が出てきた。1%への引き下げなら5〜6か月で対応可能という。自民党を含め政権公約に掲げた党はハナから困難な施策を訴えていたことになる。案の定の案さえなかった選挙だったのではないか。「私自身の悲願」とまで語っていた高市首相の心境はいかがだろう
◆専門家の意見を聞き損ねていたとしても、「悲願」は大風呂敷の類いと見られてもしかたない。まずは赤面することから始めて、指揮棒を振り直してもらいたい。