>>95 補足
(引用開始)
上記の例において
・原点Oを中心とする(半径1の)単位円の内部の開集合をU1とする
・ここで 複素数値連続関数のなす空間において、原点Oでのgermを考えることはできる
・しかし、x=1 (y=0)のgermは 開集合U1内では扱えない(∵U1の外)
・もし、原点Oを中心とする半径2の円の内部の開集合をU2とすれば
 x=1 (y=0)のgermは 開集合U2内では扱える
定義への 当てはめ ができないとな? (>>93-94)
(引用終り)

ここは、中高一貫生も来るかもしれないので、補足する
1)原点Oを中心とする(半径1の)単位円の内部の開集合をU1として
 複素数値連続関数のなす空間において、原点Oでのgermを考える
2)原点Oを含む開集合の可算族*)で、原点Oに収束するものが取れる
 U1⊃U2⊃・・・⊃Uk・・∋O
 これにより、帰納極限で下記の層の茎Fxが定義できる
 (* wikipedia原文「与えられた点 x を含む X のすべての開集合」だが分かり易く表現した)
3)下記のように、茎Fxから ”germ sx at x”が定義できる
 (いまの場合 xが原点0だ)
4)つまり、開集合U1の内部の点xの場合
 点xに収束する開集合の族が取れて 制限写像の族が構成できる
 そこから、帰納極限で層の茎Fxが定義でき ”germ sx at x”が定義できる

では、開集合U1の外部の点 ”x=1 (y=0)”では、どうか?
開集合U1の外部の点 ”x=1 (y=0)”は、このままでは 扱えない!
(なんらかの手段で、開集合U1を広げて 点 ”x=1 (y=0)”を 開集合に含まれるようにできれば
 そこで 始めて ”germ sx at x”が考えられる■)

(参考) >>92より
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%A4_(%E6%95%B0%E5%AD%A6)
層 (数学)
定義
前層
・開集合の包含関係 U⊂V に応じて制限写像(せいげんしゃぞう、restriction map)と呼ばれる写像
略す
層の茎
茎は、与えられた点 x を含む X のすべての開集合上での帰納極限
Fx=lim →U∋x F(U),
によって定義される。
言い換えると、茎の元は、x のある開近傍上の切断により与えられ、2つのそのような切断は、より小さな近傍でそれらの制限が一致するとき、同じであると考える。
自然な射 F(U) → Fx は F(U) の切断 s をその芽 (germ) へ写す。これは芽の通常の定義を一般化する。
(ここ、下記英文の方が正確だ
https://en.wikipedia.org/wiki/Sheaf_(mathematics)
Sheaf (mathematics)
Stalks of a sheaf
The natural morphism
F(U)→Fx takes a section s in F(U) to its germ sx at x. This generalises the usual definition of a germ.)


連続関数の層
Xを位相空間とする。X の開集合 U に対して、その上の複素数値連続関数のなす空間を C(U) とかくことにする。開集合の包含関係 V ⊆ U に対して関数の定義域の制限 C(U) → C(V) を考えることでX 上の層が得られる。点x におけるこの層の芽とはxのまわりでの関数の局所的な振る舞いを表していると考えることができる