4. 2つの歴史の交差点別々のルートから「行列の固有値(スペクトル)」という共通の祖先をたどって生まれた2つの概念ですが、1957年にグロタンディークは、自身の理論(層のコホモロジー)の中でルレイのスペクトル系列を一般化した 「グロタンディーク・スペクトル系列」 を発表します。ルレイが先んじて作った計算ツールを、のちにグロタンディークが自身の幾何学(\(\mathrm{Spec}\))の中に美しく組み込むという、見事な歴史の繋がりが完成することになります。