これは秀作だね
囲碁なら秀策だ
『<案ずるより産むがやすし>。いまは案ずる度合いが大きすぎて、産むのが難しくなる時代だろう』
あたりは、表現に工夫の余地ありだ

https://www.yomiuri.co.jp/note/hensyu-techo/20260604-GYT8T00003/
6月4日 編集手帳
2026/06/04 読売新聞
 <花の下より鼻の下>。昔、こんなことわざがあったという。『辞書から消えたことわざ』(角川ソフィア文庫)から引いた
◆ことわざ研究の第一人者で、著者の時田昌瑞氏の解説によると、花の下は「花見」を表す。鼻の下は「口」と考えられる。いわく、花を観賞するより飲み食いにいそしむこと。<花より団子>とほぼ同義であるらしい
◆じつは、いつか時田さんがリストアップしないかと気にしていたことわざがある。<案ずるより産むがやすし>。いまは案ずる度合いが大きすぎて、産むのが難しくなる時代だろう
◆昨年中に国内で生まれた子供の数(出生数)が67万1236人と発表され、過去最少を10年連続で更新した。国は67万台になるのは2040年と見込んでいた。想定より15年ほど速いペースで少子化が進んだことになる。子育て世代にしてみると、なかなかおさまらない物価高など、生活への不安がさらに<案ずる>をふくらませそうである
◆来年発表される出生数が早くも見えていないだろうか。<千の倉より子は宝>。この手のことわざが消えてしまったようで、辞書を引くのがこわい。