今日の読売編集手帳は、良く書けている
ツカミからオチまでつながっている

https://www.yomiuri.co.jp/note/hensyu-techo/20260624-GYT8T00002/
6月24日 編集手帳
2026/06/24 読売新聞
 金平糖はポルトガルの宣教師が織田信長に献上したのが始まりと伝わる。いくつもの小さな角を持つ菓子は、江戸時代には日本人の職人の手で作られるようになった
◆<金平糖にも角あり>ということわざがある。小さな者にも意地はあり、バカにしてはならないという例えだ。恐らく和製で、欧州の人々は知るはずないだろうと思ううち、このことわざを進呈したくなった人がいる
◆米国のトランプ大統領に角を出したイタリアのメローニ首相である。G7サミットで両首脳が会話する写真をめぐって、いさかいは深まった
◆「懇願されて」撮影に応じたと、トランプ氏は述べた。対イラン作戦で米軍への協力を拒み、国民の支持低迷を心配する彼女を気の毒に思ったという主張である。メローニ氏は作り話だとし、「私もイタリアも決して懇願しない」と表明した。かつてトランプ氏寄りだったメローニ氏との関係は修復困難だろう
◆<金平糖の綱渡り>ということわざもある。角だらけの形だと綱渡りは危険――対立する為政者の殺害に武力攻撃。角を出しすぎの今の米国と一緒に綱渡りする国があるだろうか。