今日の読売編集手帳
最後がいまいち
”静かな時間をもう少し長くできないものか”は、何を主張し 何を訴えたかったのか?

そもそも 前半は、”ユーモアに富み、寸鉄人を刺すヤジ”を是認し、”露骨で感情的なヤジが”を否定している
それを受けて、”玉城デニー知事は「式典を 静謐 せいひつ な環境で厳かに行いたいというのが我々の気持ち。気配りをお願いしたい」”と

時間の長短と、どうつながる
「神聖な場を、感情的なヤジで乱すのはやめよう」くらいに、ストレートに書いた方がよかった気がする

https://www.yomiuri.co.jp/note/hensyu-techo/20260629-GYT8T00001/
6月29日 編集手帳
2026/06/29 読売新聞
 大正時代、原敬内閣当時のことだ。高橋是清蔵相が陸海軍拡張計画について「長期の計画と致し、陸軍は10年、海軍は8年の…」と説明中、若手議員だった三木武吉が「ダルマは9年!」とヤジった
◆あだ名がダルマの高橋と、 達磨 だるま 大師が9年間も壁に面して座禅して悟りを開いたという「面壁九年」の故事をかけたヤジは議員らを爆笑させた。「三木の野次の傑作」(『三木武吉』三木会)として今も語り継がれている
◆ユーモアに富み、寸鉄人を刺すヤジは長年、「議場の華」とも言われてきた。ただ、近年は露骨で感情的なヤジが増えたと嘆く声も多い
◆沖縄の「慰霊の日」だった23日、県などが主催した式典で高市首相のあいさつ中、「戦争に向かうな」などとヤジが飛んだことが賛否を呼んでいる。玉城デニー知事は「式典を 静謐 せいひつ な環境で厳かに行いたいというのが我々の気持ち。気配りをお願いしたい」と語った
◆戦没者を悼む気持ちには、立場の違いは関係ないはずだ。正午から 黙祷 もくとう を 捧 ささ げるこの日を「沖縄から1分だけ音が消える日」と呼ぶ人もいると聞く。静かな時間をもう少し長くできないものか。