ホイヨ
https://news.yahoo.co.jp/articles/04ff4a031814440c44ee108818f3d5e618a7f176?page=2
news.yahoo
「結局、高市総理のワガママだよね」重鎮が漏らした本音…愛子さま不敬発言、皇室典範改正の背後に見える麻生副総裁の影…“小渕の乱”だけではない、見えてきた党内のほころび
7/4(土) 集英社オンライン
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班

皇室典範改正案に残る“違和感”
そして、麻生氏肝いりの皇室典範改正案にも重大な懸念が生じている。

――といった内容。男系男子による継承を前提とした案だ。

しかし、読売新聞が昨年12月に行った世論調査では、女性天皇を認めることに賛成と答えた人の割合が69%にのぼり、世論との深刻な乖離も指摘される。

「いまの時代、女性だからダメだっていう話が、世論に反する話でしょう。自民党内の保守派の男系男子による継承のみにこだわった皇室典範改正案は、高市さんにとっても、致命傷になる可能性があるとみています」(前出・自民重鎮)

皇族の方々は、皇統譜にお名前が記載されることで象徴性や神聖性を担保している側面がある中で、一般国民と同じ扱いにするのは“半降家”のように映りますし、女性皇族たちに対する不敬のように私は感じます」

愛子さま“不敬発言”が浮き彫りにした議論の危うさ

「天皇家の歴史を考えると、男系男子の継承には側室制度が欠かせなかった面があります。しかし、昭和天皇は、上皇陛下誕生前にお生まれになったのは女性のお子さまばかりだった中、周りから側室をとるように求められるも、それを拒否しています。

側室を持たず、一般国民の手本となる家族像を作っていくという象徴天皇のあり方を示されたのだと思います。

人間宣言以降、昭和・平成・令和と象徴天皇制の歴史が積み重ねられる中で、天皇家の継承は、昭和天皇の家系による世襲で行われてきたという新たな伝統がすでにできあがっている面があり、それは男系世襲より重い、憲法上の要請ではないでしょうか。

今回の改正案が成立すれば、愛子さまも婚姻後に皇族として残る道が開かれ、悠仁さまも皇族として皇室に残ります。そこに男性のお子さまが生まれなかったら、皇統が養子の宮家に移るということは、上皇陛下も、今上陛下も望まれていないのではないかと思います。

憲法上要請される象徴天皇制と世襲という規定は、皇室典範より上位に存在します。憲法こそ最高法規であるからです」(同前)

人間宣言以降、皇室のあり方も変わり、時代も変わる中で『女性参政権が認められていないから、女帝・女系はダメだ』とした明治時代の皇室典範を引きずっていること自体、時代錯誤です。

様々な面で、与党の強硬姿勢とほころびが目立つ終盤国会。果たして、インドから帰国した高市総理は、どのようにして“落とし所”を見つけるのだろうか――。