>>194
私ならこう評価します

問い 現状の評価

望月氏はABC予想の証明を主張しているか はい
IUT論文は査読・出版されたか はい
IUTには非常に高度で独創的な数学が含まれるか はい
ショルツェらは具体的な問題点を指摘したか はい
望月氏はそれに反論しているか はい
その反論によって数学界の合意が形成されたか いいえ
ABC予想がIUTによって証明された、というのが現在の数学界のコンセンサスか いいえ
「望月氏の証明は誤り」と完全に決着したか それも、いいえ

したがって、一番公平な言い方は、

「望月氏のIUTがABC予想を証明している可能性を論理的に排除したわけではないが、
現時点で“証明済み”と判断する根拠はショルツェ側の批判によって大きく損なわれており、
数学界の通常の基準ではABC予想は依然として未解決と扱うのが妥当」
だと思います。

そして面白いのは、これは単に「望月 vs. ショルツェ」という個人的対立ではなく、
**「新しい数学理論が既存の数学者の共有する概念・推論規則をどこまで変更してよいのか」**
という、数学の認識論そのものに関わる問題になっている点です。

実際、この論争は数学における「深い不一致」の事例として研究対象にもなっています。

もし興味があれば次に、
「ショルツェが問題視しているCorollary 3.12のどこがそんなにまずいのか」
を、IUTの専門知識なしで分かるように、具体例を使って説明できます。
ここを理解すると、この論争の本質がかなり見えてきます。