久しぶりの読売新聞編集手帳
まあまあ
”汗がにじんでくる”のダジャレがちょっと聞いている

(参考)
https://www.yomiuri.co.jp/note/hensyu-techo/20260825-GYT8T00001/
8月25日 編集手帳
2026/08/25
 脱獄ものは映画やドラマで定番の題材だろう。自由への渇望と恐怖、信頼と裏切り。極限状態こその深い人間描写が 観 み るものを引きつける
◆鉄壁の 牢獄 ろうごく から脱出した実話を基にした1979年の映画「アルカトラズからの脱出」を思い起こす人も多いに違いない。無駄口をたたかず、寡黙で知的な脱獄犯を演じたのはクリント・イーストウッド
◆薄暗い闇で爪切りを使い、排気口の壁を少しずつ砕いていく。仲間と障害を一つ一つ克服しながら少ないセリフに揺れる心情が浮かぶ。派手なシーンがないのに緊迫感で手に汗を握る
◆米オープンAIが開発していたAIモデルが「脱獄」した――。あたかも意思を持つかのようなAIの暴走事故が起き、激震が走っている。性能試験の際に、自ら知恵を絞って隔離環境の「壁」の 脆弱 ぜいじゃく 性を発見して脱出したのだ。試験の答えがあると見定めた他社への不正な侵入を試みたところでお 陀仏 だぶつ に
◆色もなく形もない。感情が見えるはずもなくひたすら不気味である。AIの暴走で人類が危機に陥るのも劇では定番だ。SFの世界と思っていただけに手に嫌な汗がにじんでくる。