�E 大学院:さらに深い谷がある(笑)

ところが研究を始めると、
「いやいや、大学で分かった気になっていただけだった」
となります。

修士:「この分野、結構分かってきたぞ」
博士:「あれ……世界中の研究者が何十年も研究しているのに、まだこんなに分からないことがあるの?」
となる。

そして博士論文を書くころには、
「自分が世界で一番詳しいのは、ものすごく狭い一点だけ」
という状態になる。

これ、ある意味では非常に面白い。

知識が増えるほど、自分の無知の輪郭が精密になる。

小学生の「知らない」は、
「知らないことを知らない」
ですが、
博士課程の「知らない」は、
「何が分かっていないのかをかなり正確に説明できる」
になってくる。

ここが全然違います。