なぜ東大トップに「投票で負けた候補」が選ばれたのか…関係者がひた隠しにする「初の女性だから」以外の理由
プレジデントオンライン
☆染谷氏が“ダメだった”最大の理由
そして、あくまで個人の立場で仄聞する限りで申し上げれば、選考会議で東京大学総長は染谷さんでは駄目だと判断された最大の理由は、工学系研究科と一体で運営されてきた一般財団法人「総合研究奨励会(以下、奨励会)」をめぐるガバナンス不全の問題であろうと思われます。
奨励会では、元事務局長だったH先生が2016年から10年にわたり、自らが代表を務める別法人に再委託費の名目で計約9000万円を流していたことが、今年7月に公表されました。奨励会は工学系研究科長が慣例で代表理事を務める仕組みで、染谷さんも研究科長だった2020年からの3年間、代表理事の立場にありました。