>>394
それは、「Diracの量子力学」本でDiracも言っていること。

量子力学では統計力学と同様に「アンサンブル」の考え方を用いて、まったく同じ状態を
沢山用意して同じ時刻に測定を行う事を考える。大事なのは測定する「時間」も同じと
いうこと。

全く同じ宇宙を1000個用意してそれぞれの地球で全く同じ実験室を作る。
個々のの実験室で、共通の状態|α>を持つ装置を作り(全部で1000個)、
時刻t0に一斉に測定してみる。すると、1000個の実験室それぞれで
まちまちの測定結果となり、|α'>は、装置によってバラバラになる。

ところが一度測定してしまうと、個々の実験室では二度目以降の測定結果
は一度目の結果と全く同じになる。


というのが基本的な考え方。ただし、一度目と二度目の実験の時間間隔は
基本的には直後か、わずかな時間の後である場合にこの事はいつも成り立つが、
長時間時間をあけると|α'>がユニタリー演算子U(t)によって時間発展してしま
うので、二度目の実験では結果が変わってしまうことがある。