連続量なのに「本数」などという離散量を扱う言葉を充てているのが混乱の元。

電場に関するマクスウェル方程式やガウスの法則が成り立つことを前提に
電気力線に関するいろいろな性質(枝分かれしないとか電荷以外のところで
発生したり消えたりしないとか密度が電場を表わすとか)が導かれるのに、
電気力線の性質からガウスの法則その他の電場の性質を導くなどは
結論先取であり論理的に間違っていると言えよう。

電気力線は電場が与えられているときに視覚的にそれを把握するのは便利だが、
それ以上でも以下でもなく、特に定量的な議論には全く向かない。
電場は重ね合わせができるから、たとえば2個の電荷が与えられたときに電場が
どうなるかは、単にそれぞれの電荷が作る電場を重ね合わせればおしまい。
だが、2個の電荷が与えられたときに電気力線をどう引くべきか、全く指導原理がない。
結局、電場を求めて重ねあわた結果の電場で改めて電気力線を引き直す
ということをしなくてはならず、それなら最初から電場で考えたほうがいい。

なぜここまで、まず電気力線を導入してその密度で電場を考えるなどという
本末転倒の議論がなされているのか、わけがわからない。