まず指摘しておかなければならない点は、『光速度不変の原理』が、(しばしば誤解されるように)「運動している観測者から見ても光は同じ速さで伝わる」と主張するものではないことである。
原論文にはっきりと記されているように、この原理は、光速が「光源の運動に無関係」だと言っているのであって、「観測者」の運動状態については全く触れていないのだ。
アインシュタインのロジックの構成を理解する上で、この点はきわめて重要である。

http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoshida_n/kairo09.htm



 アインシュタインが論文の中で言いたかった事を要約すれば次のようになる。

光の速度は光源の速度に依らない 「光速度不変の原理」
どんな慣性系でも物理法則は同じ 「相対性原理」

光速度不変の原理。これは光源がどんな速度で動いていようとも、そこから発せられた光の速度は光源の影響を受けない、というものだ。
 世間に出回っている入門的な解説書では「誰から見ても光速度が一定」であることを「光速度不変の原理」だと説明してしまっていることがあるが、これは誤りである。

http://eman-physics.net/relativity/sametime.html