(つづき)
**********************************************************************************
2.数式
回転座標系の時空計量は、次の式で表されます。
   ds2 = (c2 −ω2 r2) dt2 −2ω r2 dr dφ −dr2 −r2 dφ2
ここで、r は半径、φ は角度(中心からみた)、ω は角速度、dt は外部で測った時間経過、ds は4次元距離です。
第1項後半の −ω2 r2 dt2 が遠心力の効果を、第2項がコリオリ力の効果を表します。

これから円周方向の空間距離(長さ)を出すのは、同時性の問題があり、やや複雑な計算が必要となりますが、結果は次のようになります。
   dl = r |dφ| / √(1 −ω2 r2 / c2)
ただし、dl は円盤上で測った円周(円弧)の長さ、
r |dφ| は外部から測った円周(円弧)の長さです。

γ = 1/√(1 −ω2 r2/c2) とおくと、r > 0、ω > 0 から γ > 1となります。
γ を使うと、円盤上で測った円周(円弧)の長さ dl は、外部から測った円周(円弧)の長さ r |dφ| より γ 倍伸びるという結論になります。
半径 r が大きいほど、また角速度 ω が大きいほど、γ は大きくなるので、円盤上で測った円周(円弧)の長さ dl はより伸びることになります。
**********************************************************************************