中学校から高校までの6年間。この時代に女の美しさを決めるのは制服だと思う。
《中略》
制服をいかに可愛く着るか?いかにしたら人よりカッコよく着られるか?それ
は女子高生にとっては一生の問題と思えるほど重大なテーマだった。それが似合うか
似合わぬかで、短いながらも“運命”が変わってくるからだ。

実際起こる現象は、制服が似合う子と似合わない子がハッキリ二種類いる上に、似
合う生徒は都合6年間かけてもっともっと似合っていき、知らないうちに女も磨か
れていく。しかし似合わない人は、6年間ずっと似合わないままで、女として、何も
開発されずに終わる。《中略》
じゃぁ、制服が似合うか似合わないかの、そもそもの分かれ道とは何なのか。
じつはここが皮肉なところなのだが、困ったことに制服も少女のうちからどこかに
“色気”みたいなものを持っている生徒ほど似合うようにできている。つまり、女とし
ての魅力を開発するのは、他でもない“制服”なのである。
さらに、生徒の何割かは、在学中にその事実に気付いてしまう。そしてもっともっ
と制服を上手にキレイに着るようになる。そうやってどんどん広がっていく“差”が、
すなわち制服を脱ぐ頃には、もはや埋めようもないほど大きくなっているのである。