< 血中ケトン(βヒドロキシ酪酸)濃度の変動について >

糖質とケトン体、どの位下がるの?
http://s.ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12188949741.html
ケトン体の下がりっぷり、その2
http://s.ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12188952148.html
ケトン体高値でも太る? その1、ケトン体は変動する!
http://s.ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12205598962.html

食事以外でも興奮や緊張、あるいは生理的な概日リズムでコルチゾールが分泌されると糖新生が亢進し、ケトン産生が減ります。
血中ケトン濃度は様々な要因で変動することを踏まえて、測定数値を読みましょう。
導入期の適正な血中ケトン濃度は、下図の緑色のゾーン(0.5〜3mM/L)です(出典:Volek & Phinney 2012, The Art and Science of Low Carbohydrate Performance, p.91)
http://www.nutritionequation.org/wp-content/uploads/2015/02/KetoneLevels.png

< 内因ケトン産生や高濃度ケトーシス維持にこだわる必要はない >

体脂肪減量時における中鎖脂肪酸摂取の目的は、活動エネルギーを補給しながら脂肪酸代謝を途切れさせないこと、血糖の需要を下げて糖新生を抑え、アミノ酸を温存することです。
てんかん発作抑制や癌再発予防を期待してケトーシス高濃度維持を目指す場合でも、中鎖脂肪酸摂取でケトン産生を補強するMCT併用ケトン食が一般的です。
中鎖脂肪酸摂取によるexogenous ketosisは、食べ合わせにかかわらず経口摂取から十数分でケトーシスに入れることが利点です。
トレーニー向けのケトジェニックダイエットでは、筋異化対策にBCAAと中鎖脂肪酸を適宜摂取し、Pは除脂肪体重1kgあたり2〜3gを確保します。
もともと体脂肪が少ない人はendogenous ketogenesisを起こしにくいので、ケトーシス維持には積極的にexogenous ketosisを利用しましょう。
体脂肪由来の高濃度ケトーシス維持に固執して蛋白質摂取量を減らすと、除脂肪体重減少を招くおそれがあるので本末転倒です。
Stephen Phinneyは、ケトン値の高さを競うようなことは禁じています。