獣肉である赤身肉が大腸がんの原因になる理由は、いくつか考えられます。


肉豚の赤身肉を常食していると、「ニトロソアミン」という発がん性物質が産生されますし、肉の消化のために分泌される胆汁から、発がんを促進させる「二次胆汁酸」が作られます。

Open大学David Shuker教授らが、ガン専門誌であるCancer Research誌に発表したものによると、「赤身肉の大量消費は体内のDNAにダメージを与え、がんの発生を引き起こす」と述べられています。

この研究チームも、毎日2回以上肉を食べる人は週1回程度しか食べない人に比べて、大腸がんになる頻度は3倍高い事を報告しています。

研究では健康なボランティアの人に、様々な食事してもらい、その後に大腸の内側の細胞を採取して、発がんの原因と考えられるDNAのダメージの程度を調べました。

その結果、赤身肉を食べる人では細胞にあるDNAダメージが高くなっていることが確認されました。

このDNAダメージは、赤身肉を食べた時に、大腸にて出来る代謝産物のN−ニトロソ化合物(N-nitroso compound)により生じ、これが発がんを起こす原因であるとしています。

ご存知のように、ニトロソ化合物は遺伝子の化学変異剤として有名なものですが、これがDNAと結合してDNAに変異を起こさせ、がんを発生されると考えられる訳です。



ニトロソアミンは、たんぱく質と、発色剤によく使われる亜硝酸が反応して作られるため、特にハムやベーコンなどの加工肉は特に発がんリスクが高くなります。

さらに肉類は腸内で腐敗しやすく、悪玉菌が増えて腸内バランスが崩れやすいこともがんの原因と言われています。