また戻りまして、以下グレリン関連ネタですが
>>560でご披露頂いた不思議感覚は非常に興味をそそられますが、レプチンとグレリンの綱引きに結びつけていいものかは判断しかねますね

そしてなんとグレリンの活性化にも、中鎖脂肪酸が絡んでいるのでした(オクタン酸=C8カプリル酸)
グレリン蛋白に脂肪酸が結合した「アシルグレリン」が活性化型グレリンとして作用するのですが
中鎖脂肪酸の経口摂取は、グレリン濃度を変えずに体内のグレリン総量を変化させずに活性型グレリンのみを増加させるというのです

グレリンが食欲増進作用を持つと言われていることと、中鎖摂取で瞬時に食欲抑制される我々ケトダイエッターの普遍的な経験則が全く整合しないと思いませんか?


グレリンとその受容体、およびグレリン脂肪酸転移酵素の比較内分泌学
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nl2008jsce/39/150/39_159/_pdf
グレリンに特異的な脂肪酸転移酵素(p.161)
ヒトグレリンの活性化には、N末端から3番目のセリン残基への脂肪酸修飾が必須である3)。この脂肪酸 修飾を触媒する酵素がグレリン脂肪酸転移酵素(ghrelin O-acyltransferase, GOAT)である。
(中略)
GOATの生化学的な特徴としては、至適温度が37~50°C、至適pHが7~8の比較的安定な酵素であり、オクタン酸よりもヘキサン酸(C6: 0)をより効率的に修飾することが分かっている22)。
経口投与した中鎖脂肪酸は、体内のグレリン総量を変化させずに活性型グレリンのみを増加させる23)。また、生体内では合成されない中鎖脂肪酸であるヘプタン酸(C7:0)を経口投与するとヘプタノイルグレリンが産生される。
このことから、経口摂取した中鎖脂肪酸は、GOATによって 直接グレリンのアシル化に利用されることが示唆される。